結局、何弁護士なのか問題

こんにちは、リッキー徳永です。

今回は、米国弁護士、国際弁護士、ニューヨーク州弁護士、ニューヨーク弁護士、ただの弁護士、結局どれなのという問いに答えたいと思います。

結局、全部間違ってないけど、ちょっとずつ意味が違ってきます。実際に、え?ニューヨークの弁護士?なんで日本人が?どこに住んでいるの?など聞かれることがよくあります。

僕の場合は、アメリカでロースクールに行って資格をとって今は日本にいます。それを踏まえてまとめてみました。

米国弁護士:アメリカの弁護士資格を持っている人たちをまとめると、こう言えます。でも、アメリカの弁護士資格は国家レベルではなく州レベルなので、厳密には米国弁護士というものはありません。

一般的に言うと、という話でしたら、アメリカのどこかの州で弁護士資格を持っているのであれば、米国弁護士と言ってもいいと思います。もっと言うと、ワシントンDCは州ではなくディストリクトですが、そこでも資格は必要です。

国際弁護士:外国の弁護士資格を持っている人たちをまとめて呼ぶときに使われます。正式な名称ではなく、そのような資格は存在しません。外国の資格を持っていて、国際案件を扱っているときに国際弁護士と言うことが多いですね。

ニューヨーク州弁護士:アメリカは州ごとに弁護士資格が存在します。ニューヨーク州で弁護士として登録している人は、ニューヨーク州弁護士と名乗ることができます。僕はこれに当てはまります。日本人でも、ニューヨーク州に住んでいなくても、弁護士登録はできます。むしろ、登録し続けなければいけません。

ニューヨーク弁護士:ニューヨークというと、厳密には州ではなくニューヨーク市のことを意味します。弁護士活動ができるのはニューヨーク市だけではなくて州全体です。

弁護士:意味が広く、僕の場合は日本では弁護士資格を保持していないので、日本だけが前提だとすると、弁護士と名乗ることはできません。ニューヨーク州弁護士と言えばOKです。

資格も国際化の時代になっていますね。

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