こんにちは、NY州弁護士のリッキー徳永(@ricky7co)です。
アメリカ人なら、生まれたときから必ず持っているものがあります。それはソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)というもの。訳すと社会保障番号。
今回はこのSSNについて実体験をもとに書いていきたいと思います。
ソーシャルセキュリティーナンバーとは
ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)は、アメリカ市民・永住者・外国人就労者に対して発行される9桁の番号のことです。
123-45-6789という並びになっていて、リズムがいい感じがします。
実際にはアメリカ人はほぼ全員自分のSSNを覚えていて、日常的に使用する大切な情報のひとつです。
SSNはアメリカ合衆国連邦政府の社会保障局(Social Security Administration)によって、個人からの申請に基づき発行されます。
本来の目的は、税金を収めるために使用する個人番号でした。
現在では、個人背番号のような使われ方もしています。
アメリカの生活に欠かせないソーシャルセキュリティーナンバー
このSSNは、アメリカの生活には欠かせないものです。なぜなら、個人を特定するために必要となるからです。
具体的にSSNが必要になる生活の場面は、携帯電話の契約、電気やガスの契約、賃貸物件の契約、銀行口座の開設、クレジットカードやローンの申請など。
クレジットヒストリーとSSNの関係についてはこちらの記事で詳しく解説してます。
同時に、SSNの管理も大切です。個人を特定できる情報ですので、他人に知られることがないようにしなければいけません。
名前、生年月日とSSNがわかれば、クレジットカードの申請などがなりすましでできてしまうことも。
SSNは紙でできたカードが発行されますが、基本的に財布などに入れて持ち歩くものではありません。番号を覚えておけば十分です。
なお、SSNは一人につき一つの番号を一生使用します。
ソーシャルセキュリティーナンバーの申請方法
ソーシャルセキュリティーナンバーは、本人がソーシャルセキュリティーオフィスに申請をします。
基本的にどの街にもオフィスがあるので、見つけやすいと思います。
申請費用は無料。申請用紙に記入して、必要書類と共に提出してください。
留学生がソーシャルセキュリティーナンバーを取得するには
ソーシャルセキュリティーナンバーは、最近は留学生は基本的に取得できなくなっています。
なぜなら、SSNは米国市民、永住者、または合法的に就労が許可された外国人にしか発行されないからです。
僕がSSNを取得したときは学生でした。当時は学生でも、学校が発行した在学証明書とI-20という学生ビザステータスを証明する書類で十分でした。
ただし、今でも学生がSSNを取得する方法はちゃんとあります。
キャンパス内でアルバイトをする場合や、CPTやOPTのような教育の一環とて学外で働くための許可があればSSNを取得できます。
働いたら税金を納めなければいけませんので、SSNを取得しなければいけない状態です。
まとめ
ソーシャルセキュリティーナンバーはアメリカで生活するためには欠かせないもの。
納税するために必要になることはもちろんですが、クレジットカードやローン申請にも必要です。
個人の信用がすべてつまった番号ですので、大切にしていかなければいけません。