複合形容詞とは、2つ以上の単語をハイフンでつないでつくる形容詞です。
つまり、通常の形容詞は、beautiful (美しい)、hot (暑い)のような一つの単語で形容詞となりますが、複合形容詞はいくつもの単語を使います。
誰が使うのか?
この複合形容詞は、実は日本人は普段は使うことはあまりないのですが、ネイティブの中でも特にプロのライターやエディターも使用します。
ただし、使い方には注意が必要な場合があり、ハイフンをしっかり入れないと読み手が困ってしまうことも。
でも、無限に形容詞を創り出すことができるので、とても便利。
ニューヨーク州弁護士の僕からすると、じつはアメリカの法律家の間ではあまり好まれない印象があります。
正しい複合形容詞の例
それでは、正しい複合形容詞をいくつか書き出してみましょう。
- 簡単系
eight-year-old boy (8歳の男の子)
sugar-free gum (シュガーレスガム)
low-fat milk (低脂肪ミルク)
- ちょっとアメリカ法律系
automobile-accident case (自動車事故案件)
involuntary-termination-of-parental-right issue (親権の非任意解除の問題)
past-due wages (満期日経過した賃金)
same-sex marriage (同性結婚)
statute-based claim (法令に基づいたクレーム)
- 文章系
I-don’t-care attitute (私には関係ない的な態度)
などなど。
そしてよく間違えるのが、複合形容詞の中で複数形を使ってしまうこと。
例えば、8歳の男の子だと、eight-year-old boyなので、yearsのsはつけてはいけません。
同様に、例えば10階建てのビルだと、ten-story buildingです。ten-storiesにはなりません。
いかがでしたでしょうか。この複合形容詞は使えるととても便利ですよ。