アメリカ 大麻(マリファナ)が合法な州とその法的扱い

こんにちは。リッキー徳永(@ricky7co)です。

大麻(英語:マリファナ)は日本では厳しく取り締まられていますが、アメリカでは合法な州が多くなっています。

近年、アメリカだけではなく世界的に大麻は合法化が進んでいるのが現状です。

アメリカにおける大麻が合法な州と、その内容について、法的背景を踏まえながら見ていきたいと思います。

なお、本記事はアメリカの大麻に関する事柄のみを書いたものであり、法的助言ではありません。もちろん、日本では違法となっています。

大麻(マリファナ)は嗜好用と医療用に分けられる

まず、大麻が合法かどうかを見る前に、使い方が嗜好用医療用かを知る必要があります。

まず嗜好用でも医療用でも合法な州。ある意味、一番自由度が高いです。次に医療用のみが合法な州。そしてどちらの用法でも違法な州があります。

嗜好用であれば、誰でもタバコのように吸うことができます。ただし吸う場所についてはその州や地域によって決まりがあるので注意が必要です。

医療用は医師による処方箋が必要となります。

また、違法であっても非犯罪化されている州も多いです。大麻の非犯罪化は、今となっては世界的に主流になりつつあると言えるでしょう。

州ごとの大麻の取り扱い


それでは各州および地域について見ていきましょう。

嗜好用 医療用
アラバマ 違法 THCを含まない医療大麻は合法
アラスカ 合法 合法
アリゾナ 違法 合法
アーカンソー 違法 合法
カリフォルニア 合法 合法
コロラド 合法 合法
コネチカット 非犯罪化 合法
デラウェア 非犯罪化 合法
フロリダ 違法 合法
ジョージア アトランタなどいくつかの都市のみ非犯罪化 THCを含まない医療大麻は合法
ハワイ 2020/1/11以降非犯罪化 合法
アイダホ 違法 違法
イリノイ 2020/1/1以降非犯罪化 合法
インディアナ 違法 THCを含まない医療大麻は合法
アイオワ 違法 THCを含まない医療大麻は合法
カンザス 違法 THCを含まない医療大麻は合法
ケンタッキー 違法 THCを含まない医療大麻は合法
ルイジアナ 違法 合法
メイン 合法 合法
メリーランド 非犯罪化 合法
マサチューセッツ 合法 合法
ミシガン 合法 合法
ミネソタ 非犯罪化 合法
ミシシッピ 非犯罪化(初犯、30gグラム以下) THCを含まない医療大麻は合法
ミズーリ 非犯罪化 合法
モンタナ 違法 合法
ネブラスカ 非犯罪化(初犯) 違法
ネバダ 合法 合法
ニューハンプシャー 非犯罪化 合法
ニュージャージー 違法 合法
ニューメキシコ 非犯罪化 合法
ニューヨーク 非犯罪化 合法
ノースキャロライナ 非犯罪化(5オンス以下) THCを含まない医療大麻は合法
ノースダコタ 非犯罪化(5オンス以下
オハイオ 非犯罪化 合法
オクラホマ 違法 合法
オレゴン 合法 合法
ペンシルベニア 違法 合法
ロードアイランド 非犯罪化 合法
サウスキャロライナ 違法 THCを含まない医療大麻は合法
サウスダコタ 違法 違法
テネシー 違法 THCを含まない医療大麻は合法
テキサス 違法 THCを含まない医療大麻は合法
ユタ 違法 合法
バーモント 合法 合法
バージニア 違法 THCを含まない医療大麻は合法
ワシントン 合法 合法
ウィスコンシン 違法 THCを含まない医療大麻は合法
ワイオミング 違法 THCを含まない医療大麻は合法
ワシントンDC 合法 合法
グアム 合法 合法
北マリアナ諸島 合法 合法
プエルトリコ 違法 合法
バージン諸島 非犯罪化 合法

また、州レベルでは合法であっても、アメリカ連邦法では大麻は依然として違法です。

まとめ

以上、アメリカにおいて大麻が合法な州と違法な州についてでした。