アメリカの弁護士数は州ごとに異なります

こんにちは。米国弁護士のリッキー徳永(@ricky7co)です。

アメリカは弁護士が多いのは事実です。では、実際に州ごとに見ていくと弁護士数はどうなのでしょうか。

今回は州ごとに異なる弁護士数についてまとめてみようと思います。

アメリカの弁護士数は州ごとに異なる

アメリカの弁護士は、その資格を州から与えられます。よって資格を持っている州でしか、基本的に法的サービスを提供することはできません。

一般的に、アメリカの弁護士はどこか一つの州の資格、時々2から3の州の資格を持っている人もいます。

実際の弁護士数(2019)を州ごとに見ていくと、以下のようになります。

Alabama: 14,821
Alaska: 2,324
Arizona: 15,081
Arkansas: 6,693
California: 170,117
Colorado: 22,802
Connecticut: 21,036
Delaware: 3,058
District of Columbia: 56,135
Florida: 78,448
Georgia: 32,409
Guam: 262
Hawaii: 4,270
Idaho: 3,911
Illinois: 62,720
Indiana: 15,845
Iowa: 7,306
Kansas: 8,045
Kentucky: 13,570
Louisiana: 20,568
Maine: 3,995
Maryland: 40,800
Massachusetts: 42,788
Michigan: 35,453
Minnesota: 25,823
Mississippi: 6,886
Missouri: 24,369
Montana: 3,184
Nebraska: 5,555
Nevada: 7,030
New Hampshire: 3,523
New Jersey: 41,152
New Mexico: 5,612
New York: 182,296
North Carolina: 24,253
North Dakota: 1,687
Ohio: 38,189
Oklahoma: 11,768
Oregon: 12,274
Pennsylvania: 50,039
Rhode Island: 4,071
South Carolina: 10,568
South Dakota: 1,995
Tennessee: 18,702
Texas: 91,244
Utah: 8,362
Vermont: 3,612
Virginia: 24,230
Washington: 26,182
West Virginia: 4,770
Wisconsin: 15,512
Wyoming: 1,773

弁護士数はNYとカリフォルニアがダントツ


このように、州ごとの弁護士数を見ていくと、メジャーな州では弁護士数がかなり多いのがわかります。

特にニューヨーク州とカリフォルニア州はその数が顕著です。次に多いのがテキサス州、そしてフロリダ州と続きます。

日本人がアメリカで弁護士資格を取る場合も、ニューヨーク州が一番多く、次がカリフォルニア州となっています。

この2つの州に弁護士数が集中している理由として、そもそも人口が多いこと、そしてビジネス活動が活発であることが挙げられます。

さらに国際取引も多いため、外国人が弁護士登録をするとしたらこの2つの州になるでしょう。

僕が弁護士登録をしているニューヨーク州は、世界から見てもでもビジネス、政治、エンタメ、経済の中心です。

まとめ

アメリカの弁護士数は州ごとに異なります。一つ一つの州を実際に見ていくと、弁護士数の違いが何を意味するのか、ちょっとずつ分かってきます。

参考にしていただけると嬉しいです。

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