アメリカ式IRAC論法は日本人にもオススメ

ニューヨーク州弁護士の司法試験では論文試験があり、昔からIRAC (アイラック)という論法が使われています。

そのIRACは今思うと、実は素晴らしい論法で、情報発信にも使えるのではないかと思っています。

IRACとは

IRACとは、

I: Issue(問題提起)

R: Rule(ルール、法律)

A: Application/Analysis(ルール・法律の適用)

C: Conclusion(結論)

この順番で論文を書いていくことになります。法律学の基本である、三段論法を使った論理ですね。ちょっと詳しく解説すると、

I:Issueでは、論文の問題文を読んでから自分でIssue (問題提起)を見つけ出します。英語では決まった出だし、The issue is whether… で始まります。ちゃんと勉強してないと、この何が問題なのかが見つけられないので一文字も書けなくなってしまいます。

R:Ruleでは、実際の法律を書き出します。具体的には、条文や判例など。例外などもしっかりと書けると点数をより稼げます。

A:Applicationでは、その法律をどのように事実に当てはめるか、具体的に記述します。

C:Conclusionでは、どういう罪に問われるかなどの結論を書きます。

実際の試験では、答えが一つとは限りません。Issueが複数あることもよくあります。不思議ですが書き出す法律が多少間違っていても点数をもらえるようです。

僕の場合は、とにかく書きまくる、に集中しました。

IRACは今でも活用できる

そしてこのIRAC論法、普段のアウトプットにも大いに活用できるのです。具体的には、やはりここで書いているようなブログ。

読者が知りたいと思うよな課題(Issue)を見つけ、自分が与えられる情報や事実(Rule)を提示、それらを自分はどう活用するか・それらについて自分はどう思うのか(Application)、そして最後にまとめ(Conclusion)で結論付ける。

かなり前に教わったIRAC論法ですが、実はすごいのですね。

今回は以上です。

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