コロナ禍に海外移住した日本人のリアル

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こんにちは。リッキー徳永(@ricky7co)です。

新型コロナウイルスが一部の地域では落ち着いてきたとはいえ、生活様式は変わっています。

テレワークも話題になり、場所を選ばず仕事をすることが好まれ、海外移住が注目され始めています。

僕は日本で緊急事態宣言が出る前にシンガポール移住をしました。今回は、そのリアルな体験を書いていきたいと思います。

コロナ禍に海外移住

僕が実際にシンガポールに引越しをしたのは2020年2月末。

シンガポール移住の準備はコロナが発生する前からしていて、この引越し日もだいぶ前から決まっていました。

航空券、日本の住居の解約、ペットの輸出入許可、現地のホテルなどすでに手配済みです。

諸外国では中国全土からの入国を制限するなどの動きがあり、コロナの封じ込めに必死になっていました。

その頃日本では緊急事態宣言はでていませんでした。しかも入国制限の対象は中国の一部の地域のみ。

日本の対応の遅さに疑問を持ち始める人もちらほら。

その一方、華僑が多く、アジアのハブでもあるシンガポールでは旧正月の1月末から感染者が増えました。

この時点で渡航前からかなり不安になりました。実際に現地に住んでいる日本人に様子を聞き、Ministry of Health(保健省)のアップデートを確認するなどして情報を集めて判断することに。

安全をとって引越しを数ヶ月延期することも考えました。

情報収集をしていると、シンガポールの首相リー・シェンロン氏が、スピーチで国民へメッセージを出したことを発見(2020年2月8日)。

このスピーチを見て、僕はシンガポールに行く最終決断をしたのです。

理由はシンプル。この国ならきっと大丈夫だろうと。

ぜひこのスピーチを一度見るといいと思います。おそらく感動するでしょう。

そこには、国民を勇気付け、励まし合い、助け合いながらコロナに立ち向かうという姿勢がはっきりと見えます。

国のトップが自ら語りかけているわけですので、かなりの説得力です。

パニックになる必要はない。私達一人ひとりの役割を果たしましょう。

本当に問われていることは、私たちの社会的団結と心理的な耐性です。 恐怖と不安は、人間の自然な反応です。

いかがでしょうか。

このリーダーがいるシンガポールという国。スピーチを聞いて実践する国民。

世界的に見ても最も安全な国の一つだと再確認した瞬間でした。

シンガポールへ引っ越し 飛行機の状況


▲成田空港にて出国前の様子

シンガポールはアジア最大の国際都市。治安がよく教育水準も高いことで知られています。税制優遇もあることから、投資家や国際企業も集まっています。

気候は一年を通じて温暖。英語を含め公用語は4ヶ国語。移民の国でもあり、世界中から人が集まっています。

僕自身シンガポールにはほぼ毎年行っていて、以前から魅力を感じていました。

そんななか、現地で働く機会に恵まれ移住を決意しました。

奥さん、トイプードルという家族3人での移住です。

2020年2月末、飛行機は中国便以外特に制限はなく、機内座席にペットを持ち込むことができる大韓航空を選びました。


▲機内ではリラックスして寝てました

目的地をシンガポールとしていろいろ調べましたが、大韓航空以外はすべてペットは貨物扱いです。

基本的にアメリカ系の航空会社は機内にペットを持ち込めるようです。残念ながら日本・シンガポール間でアメリカ系の航空会社はありません。

選択した大韓航空は韓国・インチョン経由のシンガポール行き。

ペットと渡航ということで、事前に航空会社とやりとりをして綿密に計画をしました。

飛行時間、到着時刻、乗り換え時間、機体に載せられるペットの数の制限、条件をクリアできるペットケージの確保、動物検疫などすべてを考慮しなければいけません。

かなり頑張って準備をして、問題なく渡航することができるようになりました。

引越しの日、予想はしていましたが成田空港はガラガラでした。

当時は自粛要請はありませんでしたが、海外旅行する人はほとんどいなかったようです。

スムーズに搭乗したあと驚いたのは、キャビンクルーが全員マスクと手袋をしていたことです。

今ではそれが当たり前ですが、その頃は体温チェックもありませんでした。

機内は意外と人が乗っていて、4割ほどが埋まっていました。

シンガポール入国もスムーズで、無事にホテルにチェックイン。

その約一週間後、韓国でコロナが急増して都市封鎖までされることに。

僕はインチョン経由で、韓国には入国せずラウンジに数時間いただけでしたが、念の為2週間ホテルで自主隔離をしました。

今思うと、数週間遅かったら飛行機に乗れていなかったと思います。

さすがに数週間後に世界中すべての飛行機がキャンセルされることまではだれも予想できません。

改めて自分の幸運に感謝です。

シンガポールの状況


シンガポールは、そのリーダーと国民の支持により、コロナ対策が成功していると感じます。

国民一人ひとりにマスクを配布、オンラインで完結できる給付金申請はすでに実行済み。

2020年4月から始まった「サーキットブレーカー」というゆるやかなロックダウンは6月1日までです。

その後は段階的に解除していきますが、解除の度合いはかなり緩やかで保守的と言えます。

これは政府による対応が行き届いていて、国民の安全を第一に考えつつ、経済も支えるという方針が反映されています。

サーキットブレーカーでも、外出制限措置はありません。レストランも、テイクアウトとデリバリーだけですが営業しています。

外出時はマスク着用が義務ですので、暑いですがみんなマスクをしています。違反者には罰金が課されるなど、法律面でも整備が速いと言えるでしょう。

日本で見られる、法的根拠のない自粛要請とはまったく違います。

スーパーマーケット、ペット用品店、美容院など、入店する際には必ずすることがあります。

それは接触者を追跡するため、QRコードをスマートフォンで読み込み入店したことを記録することです(https://www.safeentry.gov.sg)。

今後は、シンガポール全居住者に、コロナ追跡ウェアラブル端末を配布するという計画もあります。

素晴らしいと思うのは、国民全員の安全を確保するためにテクノロジーを駆使し、経済的に支援をして法律面も整備しているところです。

ここまでしていれば、国の経済活動を再開していっても、不安は最小限になるでしょう。

もし日本のシステムや社会構造に満足できないと感じるようであれば、シンガポールという国にはチャンスを見出だせるかもしれません。

一年を通して温暖な気候、親日でおおらかな国民性、透明性のある政府。

世界から人・物が集まる国なので、多様性はトップクラスです。

よってストレスや息苦しさを感じることはあまりないでしょう。

コロナによってあまり出歩くことができず、シンガポールを散策できる状況ではありませんが、特に不自由はなく安全に過ごすことができています。

まとめ

新型コロナウイルスが一部の地域では落ち着いてきたとはいえ、生活様式は変わっています。

テレワークも話題になり、場所を選ばず仕事をすることが好まれ、海外移住が注目され始めています。

シンガポール移住をした際の、リアルな体験を書いてみました。参考になれば嬉しいです!

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