こんにちは、リッキー徳永(@ricky7co)です。日本だけではなく世界でも話題になっている日産の元会長カルロス・ゴーン氏の海外逃亡について、事実関係をまとめました。
僕自身、メディアから取材や出演の依頼を頂き、解説をしています。
ゴーン被告に関する新しい情報が入り次第、このページを随時更新していきます。
カルロス・ゴーン海外逃亡 事実関係まとめ
容疑について
1.金融商品取引法違反
自らの報酬を有価証券報告書に少なく記載した罪です。昔の証券取引法違反で、堀江貴文氏が逮捕された犯罪です。両者の違いは、堀江氏は過剰売上計上でしたが、ゴーン氏は報酬の過少申告です。
2.会社法違反(特別背任罪)
特別背任罪で日産自動車が検察庁に、ゴーン氏に対して刑事告訴をしました。理由は、ゴーン氏が自己の利益のために不正に会社の資金を支出したためです。検察はその後ゴーン氏を起訴しました。
上記どちらの罪も罰則は重く、10年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金、又はその両方とされています。
検察が起訴し、裁判所が保釈許可をしていた。保釈金は15億円。保釈条件の一つとして、海外渡航禁止。
3. 出入国管理法(入管法)違反
2019/12/29に逃亡。出国の確認を受けることなく出国し,又は出国することを企てた者は,刑事罰の対象となる(入管法第71条)。 密出国。
1年以下の懲役若しくは禁錮一年以下若しくは三十万円以下の罰金、又はその両方。
2019/12/29
日本を出国して逃亡
2019/12/31
声明文「私は今レバノンにいる」
日本の司法制度を批判。弁護団弘中弁護士が会見。「寝耳に水」「話すことは何もない」
世界が衝撃を受けた。
ホリエモンYouTube「行ってらっしゃい」動画第1弾 1月に会う予定だったのに
東京地裁が保釈を取り消し。保釈金15億円は没収へ。
レバノン外務省、関与否定の声明。身柄引渡は拒否の姿勢を明らかにした。
フランス外務省、海外逃亡を未把握の声明。
2020/1/1
東京地検が捜査開始。東京港区ゴーン氏自宅の防犯カメラなどを捜査。
ホリエモンYouTube動画第2弾。日本脱出はなぜ起きたのか解説
2020/1/2
東京地検が家宅捜索。
国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)に国際手配。
トルコ当局、パイロットら7人拘束。
レバノン当局、ゴーン被告の国際手配書を受領。
レバノン法相、ゴーン被告引き渡さない姿勢。
DaiGo YouTube 出国前にカルロス・ゴーンさんに会いました
2020/1/3
ゴーン氏声明「私一人で準備」家族の関与を否定
ゴーン氏、イスラエル入国罪で告発。最長で禁錮15年。
トルコの航空会社、ゴーン氏を刑事告訴。航空機の違法使用。
2020/1/4
レバノン検察がゴーン氏を聴取する予定。
高野弁護士がブログを公開
ホリエモンYouTube第4弾 カルロス・ゴーンが見た、日本の腐った司法システムについてお話します
2020/1/5
森法務大臣がやっとコメントしたがかなり遅い
検察が異例コメント「正当化の余地ない」
2020/1/6
コラムニスト尾藤克之さんによるリッキー徳永の取材記事「逃亡ゴーン被告、このまま「逃げっぱなし」になるか。いまさら人に聞けないカルロス・ゴーン海外逃亡4つのポイント」がJBpressとYahoo!ニュースに掲載され、メディア等多くの注目を集めた
レバノンでは擁護と批判の声 レバノン政府の対応にも厳しい目
菅官房長官、出入国在留管理庁の佐々木聖子長官と総理大臣官邸で面会
森法務大臣が記者会見 「日本の司法制度に対するさまざまな指摘とは別問題であり、逃走を正当化する理由にはならない」
8日、日本時間の午後10時から、首都ベイルートでゴーン氏が記者会見を行うことが明らかに
菅官房長官、ゴーン氏の身柄の引き渡しが実現するよう、あらゆる外交努力を尽くす考えを示した
20201/7
東京地方裁判所、保釈金15億円を全額没収する決定。過去最高額。
日産が声明を発表。責任を追及するという方針は変わらないことを確認。
東京地検特捜部、偽証の疑いでゴーン被告の妻キャロル・ナハス容疑者の逮捕状をとる。
大久保武・駐レバノン日本大使、アウン大統領と会談。アウン氏「全面的な協力を惜しまないことを約束する」
ホリエモンYouTube第5弾 日本の悪しき伝統「人質司法」について解説します
2020/1/8
ゴーン被告、レバノンで会見。約2時間半に渡る会見は世界に生放送。新事実は公表されず。予想通り、日本の司法制度を批判し持論を展開。
2020/1/9
コラムニスト尾藤克之さんによるリッキー徳永の取材記事「速報 ゴーン記者会見、専門家はこう見る!!ゴーン被告が主張「刑事司法の不当性」の是非を米国弁護士が分析」がJBpressとYahoo!ニュースに掲載され、メディア等多くの注目を集めた
レバノン検察、ゴーン被告を事情聴取し、渡航禁止に。
ホリエモンYouTube第6弾 カルロス・ゴーンの会見と安倍首相の発言について話します
2020/1/10
ゴーン被告の妻キャロル容疑者に対し、日本当局はICPOに国際手配を要請。偽証の容疑。
2020/1/15
2020/1/16
カルロス・ゴーン被告の弁護を担当していた弘中惇一郎弁護士と高野隆弁護士らが1弁護人を辞任