アメリカの法律は州ごとに異なり、弁護士資格も州ごとになります。
そして司法試験も州ごとに行われます。司法試験は英語で、Bar Exam。司法は英語で「バー」です。お酒を飲むバーとスペルも発音も実は同じ。
僕はニューヨーク州の弁護士資格を持ってますが、基本的にニューヨーク州の法律しか扱うことができません。だからといって、全部の州の資格を取る人はいないのです。
通常、どこか一つの州を決めて試験を受けて資格をとりますが、2つの州、多い人は3つの州の資格を取る人も結構います。
例えば、ニューヨーク州とカリフォルニア州の両方の資格を持っている人は多いです。あとは、ニューヨーク州とニュージャージー州もよくいます。
司法試験ですが、ニューヨーク州の場合は二日間にわたって行われます。一日目は筆記試験、2日目はマークシート試験のような日程です。
ニューヨーク州の法律しか扱えないと書きましたが、面白いのが、移民法のような連邦法を扱うのであれば、どこの州の資格でも全米で実務をすることができるのです。
州法と連邦法というのは日本にはないコンセプトですね。
合わせて読みたい関連記事